日本相撲協会

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過去の展示 - 平成19年

番付の250年

展示期間 平成19年(2007)10月23日(火)~12月21日(金)

番付の250年

 本年は、江戸相撲で宝暦7年(1757)に縦一枚形式の番付が登場してから250年目にあたります。それまでの横二枚形式の番付に比べると、用紙が一枚で済むこと、また東西や順位の対照が瞬時に判別できる利点から、以降江戸相撲で用いられ、細かな変更はありましたが、大きく形式を変えることなく現在に至っています。
 縦一枚番付の登場により、相撲だけでなく、温泉や酒などさまざまな分野で番付が作られるようになっていきました。「見立番付」といわれるもので、相撲から発生した文化の一つといえます。
 今回、記念の年に際し、番付の歴史、読み方、つくり方をはじめ、見立番付など、番付についてご紹介いたします。

不知火型展

展示期間 平成19年(2007)8月30日(木)~10月19日(金)

不知火型展

 平成19年(2007)5月場所、白鵬は2場所連続で優勝を果たし、場所後、横綱に推挙されました。69代横綱白鵬の誕生です。
 横綱は幕内土俵入りの後、綱を締め、太刀持ち、露払いを従えて土俵入りを披露します。横綱土俵入りには雲龍型と不知火型がありますが、白鵬が選んだのはかつての宮城野親方、43代横綱吉葉山と同じ不知火型です。
 不知火型は綱の輪が2つで、せり上がりのときに両手を広げます。雲龍型は輪が1つで、せり上がりのときに右手を広げ、左手はわきばらのあたりにつけます。両手を広げる不知火型の横綱土俵入りは、雲龍型よりも攻撃的であるといわれています。
 今回は不知火型の土俵入りをした横綱をご紹介いたします。

ライバル展

展示期間 平成19年(2007)6月19日(火)~8月28日(火)

ライバル展

 大相撲の歴史を振り返ると、人気、実力を兼ね備えた2人の力士が毎場所優勝を競った時代があります。栃錦と若乃花による栃若時代。そして柏戸と大鵬の柏鵬、北の富士と玉の海の北玉、輪島と北の湖の輪湖と称される各時代が大相撲の歴史に刻み込まれていきました。
 今回は戦後を中心に、ライバルとして対峙した力士をご紹介いたします。当時を思い起こされたり、ライバルと切磋琢磨して互いに成長していくことの大切さを感じていただければと思います。

怪童力士と巨人力士展

展示期間 平成19年(2007)4月17日(火)~6月15日(金)

怪童力士と巨人力士展

 江戸時代から明治時代にかけて、とりわけ体の大きな少年や巨人が化粧廻しを締めて、一人で土俵入りをさせることが行われていました。「怪童力士」「巨人力士」といわれる力士たちです。客寄せのための一種の見世物ではありましたが、その大きさに人々は畏敬の念を交えながら賞賛し、絵師たちもこぞって彼らを作品の題材としています。
 今回の展示では、怪童力士の「大童山文五郎」、巨人力士の「釈迦ケ嶽雲右衛門」「大空武左衛門」「生月鯨太左衛門」を中心に、約100点の資料で怪童力士と巨人力士をご紹介いたします。当時の大相撲が、人々を楽しませる、まさにエンターテイメントであったことを感じていただければ幸いです。

三月場所の優勝力士展

展示期間 平成19年(2007)2月20日(火)~4月13日(金)

三月場所の優勝力士展

 戦後の大阪での本場所は昭和23年(1948)から行われています。当初は秋に開催されていましたが、昭和28年(1953)以降は三月に行われるようになりました。昭和32年(1957)から正式な呼称は三月場所となりましたが、現在も大阪場所として親しまれています。平成14年(2002)には開催50年を迎え、三月場所はすっかり大阪の春の風物詩として定着しています。
 今回は、三月場所(大阪場所)の優勝力士をご紹介いたします。

横綱の太刀と化粧廻し展

展示期間 平成18年(2006)12月19日(火)~平成19年(2007)2月16日(金)

横綱の太刀と化粧廻し展

 太刀持ち、露払いを従えての土俵入りは、力士の最高位である横綱のみに許されたものです。
 江戸時代以来、太刀は横綱土俵入りに欠かせない存在です。土俵入りの間、太刀持ちの力士は右ひじを真横に張って太刀を捧げます。また横綱の化粧廻しは、太刀持ち、露払いの力士と三本揃ってひとつの図柄になります。
 今回は、横綱の太刀と化粧廻しをご紹介いたします。横綱の栄誉と誇りを感じながら、ご鑑賞いただければ幸いです。

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